iPhone / 充電器の選び方

iPhoneの充電器は何Wがいい?20W・30W・40Wの選び方

iPhone 15・16・17の有線急速充電を中心に、20W・30W・40Wの違いと選び方を解説。付属ケーブルの活用、2台同時充電、MagSafe用電源の注意点も整理します。

CHARGE CHECK編集部公開:最終確認:

「20Wで十分? 30Wを買うべき?」という疑問は、機種と目標にする充電方法を決めると整理できます。この記事はiPhone 15・16・17世代の有線充電を中心にした選び方です。新しい世代まで同じ条件だと思って買わず、機種名を確認してから選びましょう。

iPhoneの機種ごとに、必要なW数を確認する

Appleの高速充電案内では、機種ごとに次の条件が示されています。表のW数はアダプタ側の条件で、iPhoneが常時その電力を受け取るという意味ではありません。

対象機種 有線充電で確認する条件 選び方の出発点
iPhone 15シリーズ USB PD対応・20W以上 すでに20Wの対応品があれば、まず活用
iPhone 16シリーズ・16e USB PD対応・20W以上 充電する台数やほかの機器との共用も考える
iPhone 17・17 Pro・17 Pro Max 約20分で最大50%の案内は40W以上 公表試験の基準構成も確認
iPhone Air・17e 約30分で最大50%の案内は20W以上 「17世代だから40W必須」と考えない

出典:Apple「iPhoneを高速充電する」。充電時間はAppleの試験条件によるもので、使用状況や環境で変わります。40W以上という表示だけで、他社製品すべての同じ所要時間を保証するものではありません。

iPhone 18 ProやDuoの置くだけ充電は、18 Pro向けの記事とDuo向けの記事で別に整理しています。

20W・30W・40Wは、使い方で選ぶ

充電器を新しく買うなら、まず「iPhoneだけに使うか」「ほかの端末とも共用するか」を決めます。

  • 15・16世代を1台、有線で充電する:機種の条件を満たす20W以上のUSB PD対応品を候補にします。
  • タブレットなどにも使う:共用する機器の必要条件を確認して、出力に余裕のある製品を検討します。
  • 17・17 Pro・17 Pro Maxで公式の短時間充電を目指す:40W以上の条件と、公表試験に使われたアダプタを確認します。

大きなW数の商品を買えば、充電時間がその比率で短くなるわけではありません。「20Wから40Wなら半分の時間」とは考えず、自分の端末で確認された構成を基準にするのが選びやすい方法です。

付属のUSB-Cケーブルは使える?

iPhone 15以降のUSB-Cモデルでは、Appleは付属ケーブルを含む規格準拠のUSB-Cケーブルによる充電を案内しています。手元の付属品が使えるなら、急速充電のためだけに高価なケーブルを追加する前に、その構成で条件を満たせるかを確認しましょう。AppleのUSB-C接続案内

ただし、充電とデータ転送の条件は別です。付属ケーブルはUSB 2の転送速度に対応するため、高速データ転送を目的にケーブルを選ぶ場合は、充電W数とは別に転送規格を見ます。

2台同時充電では「合計W数」を見ない

多ポート充電器では、1台だけ接続した時と、2台を同時に接続した時で配分が変わる場合があります。たとえばAnkerのA2667は、USB-Cを単独で使う時は最大65W、2つのUSB-Cポートを同時に使う時はC1が最大45W、C2が最大20Wと案内されています。Anker公式取扱説明書(PDF)

この例で見るべき数字は、外箱の「65W」だけではなく、自分が挿すポートに同時使用時いくら配分されるかです。購入前に「単独出力」「同時出力」「ポート名」をメモしておくと、使い始めてからの取り違えを減らせます。

MagSafeの電源選びは有線と分ける

置くだけ充電では、コンセントのアダプタからパッドに給電し、そこからiPhoneへ電力を渡します。そのため「スマホへ最大25W」のパッドに、25Wアダプタをつなげばよいとは限りません。パッド側が指定する電源条件が優先です。

Appleは対応するMagSafe充電器で最大25Wを目指す構成について、30W以上かつ15V/2A以上などの条件を案内しています。充電器の世代とiPhoneの機種も関係します。AppleのMagSafe充電案内

買い替える前に確認したいこと

まず機種名、充電器の型番、使うポート、ケーブルを確認します。次に、1台だけで使うか、別の機器と同時に使うかを決めましょう。規格の違いで迷ったら、USB PDとPPSの解説も参考になります。

手元の製品が登録されていれば、構成チェックで条件を照合できます。情報が足りない場合の「追加確認が必要」は、必ず充電できないという意味ではありません。買い替えを決める前に、不足している条件を確認してください。

この記事は公式資料に基づく解説です。独自の実機測定は行っていません。各製品の対応条件は更新されるため、購入前には型番とメーカーの最新案内もご確認ください。情報の訂正・追加希望